ちょっとした授業方法のメモ。
先日、和波さんのSchooの授業で、手描きで図解しながら(それをカメラで撮って)説明しているのを見て、「なにこれ、スライドよりわかりやすいっ…」と思いました。
和波さんのグラフィックレコーディングのSchoo授業なう。リアルタイムに描きながら、それを撮影してプレゼンってわかりやすい。見る人が理解できるテンポになる。スライドプレゼンって課題も多いんだな。http://t.co/3swbCiAIqr
— 富田 誠 (@tomitamakoto) 2015, 7月 6
理由を考えてみるとこんな感じ。
- 描いているプロセスが話のストーリーと同期する
(スライドの図ははどこを最初に見ればよいかわからない) - 描くための時間が、理解するのための時間的余裕を生み出す
(スライドはとにかく早く進んでしまう) - 描いている過程が面白いので、ずっと見てしまう
(スライドは途中で飽きる、次を見たくなる)
実はスライド資料って課題も多いですよね。授業アンケートとかでもよくない授業のワーストに上がるのが「授業が早い。スライドが早いからメモれない。結果、意味わかんない」というものだったりします。
ということで、早速、授業で図解しながら進めることにしました。もちろん、黒板やホワイトボードを使えれば一番なのですが、スクリーンがメインの部屋はホワイトボードが隠れてしまうことも多く、また、デジタルの資料と組み合わせながら説明したいため、iPadの手描きソフトを使って説明することにしました。
普段、いろいろな授業を担当しているのですが、例えばCMSって何?とか、地味で技術的なお話もしなければいけないこともあります。しかしながら、なかなか言葉で説明しても、伝わらない…(教員失格ですが私のトークスキルが低すぎるため)しかし、手描きで説明すると「なるほど、わかりやすい」と好評。
しかも、予行演習を見てくれた妻からは「あなたの話はいつも意味がわからないけど、初めて意味がわかったわ」と大変光栄な評価を頂きました。
ちなみに、MetaMoji Shareというソフトは、描いたデータはPDFデータに書き出しすることもできますし、学生もiPhoneやiPadにアプリを入れておけば、リアルタイムで手描きに参加できますし、参加者はそのデータを保存することもできます。
さて、これをなんと言いましょう?Digital Drawing Presentation? 今後も試していこうと思います。