東海大学でフューチャーセッションを開催しました

IMG_1203地域連携を推進する部署である「トコラボ」が主催で、東海大学で初の?フューチャーセッション(FS)が開催され、学生たちとプログラム設計とファシリテーションをしました。FSとは、複雑な問題を解決するために、企業・行政・NPOなどのセクターの壁、組織内の部署の壁などを超えた対話により、協調アクションを生み出す場です。テーマは「2025年の未来を想定した地域の人と人がつながるための「知るしくみ」を考える」。行政の方、地元企業や住民の方、学生や教職員、様々な方が参加されました。

IMG_1250ちなみに、このようなセッションを様々な場で実施されているFutureSessionsさんの視覚化の支援を学生たちと1年半以上お手伝いしているのですが、私自身はFSのファシリテーションそのものをしたことがありませんでした。もう一度、WSやファシリテーションの本を読み返し。FutureSessionsの野村さんがお書きになった新刊のイノベーションファリテーターは、マインドセットや具体的なメソッド、プロセスなど実践上で必要なことが描かれていいますので、プログラム設計の参考になりました。なお、当日には偶然にもFutureSessionsの芝池さんが参加してくださることとなり、ちょっと安心!

IMG_1195まずは、成功事例の共有。インスピレーショントークを4名(学生、行政の方、大学職員、地元企業の方)その後、未来予測と変化の兆しをインストール。ちなみに、割と精度の高い未来予測にしようとしたところ、人口動態の話のインパクトが多すぎて、そちらにアイディアが偏ってしまったのが反省点です(高齢化問題にテーマが集中してしまいました)。未来創造のための必要なインプットをどのようにすべきかしっかり計算すべきだったなと思います。

IMG_1198その後、個人のアイディア出しを経てグループ形成。最近、別の授業で感じたのですが、OSTのプロセスを経るか経ないかで、チームの責任感や集中力は大きく変わる気がします。「自分で選んだ」「自分が呼んだ」この自主的なプロセスはその後に大きな影響を及ぼすのだなと。

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落とし込みは四コマ漫画。実は四コマ漫画の内容を「起・承・転・結」程度にしか整理していなかったのですが、FutureSessionsの芝池さんにセッション中にご相談。結果、
1.2025年の状況
2.その時におこった問題
3.それを解決するためのアイディア
4. その結果、起こる状況。
の四つを急遽指定しました!

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なお、企業などで開催されるFSの視覚化を支援している学生たちに、各テーブルに参加してもらい、四コマ漫画のビジュアライゼーションをしてもらいました。

アイディアを聞いて、「こういうことですか?」と聞きながら視覚化していきます。共創型のセッションにグラフィックファシリテーターはもはや居なくてはならない存在だと再認識しました。

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最後にグループ発表!次回も開催されるとのことです!

トコラボのみなさん学生のみなさん、おつかれさまでした。これから大学の組織内にもこのようなインクルーシブなメソッドが普及していけば良いなぁと思っています。