dialogue to diagram 2 in 東京大学

10月1日に東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホールにて、ワークショップ研究をされている安斎勇樹先生とdialogue to diagram 2 対話を図解する手法を学ぶを開催しました。社会人の方が50名程度、東京大学の院生10名程度、総勢60名程度の方にご参加いただきました。

私にとって図解のWSは自分の頭の中のイメージを視覚化していくものと、他者の会話を聞き取って図として統合させていくものの大きくわけて二つあるのですが、今回は後者のものです。

一つ目のワークは5分程度のプレゼンテーションを言葉に書き取って図に統合していくもの。二つ目のワークは三人の会話(フリートーク)を聞き取って、図にしていくものでした。ゼミの学生三人が私の研究室で「理想の先生」についてぶっちゃけトークをする10分間の映像です。(私はカメラマンとして黙って録画している)

実は半年くらい前に安斎先生とdialogue to diagramの第一回目を開催したのですが、その時の二つ目のワークは、会話の図化するパターンを予め決めて視覚化していただきました。しかし、終了後の懇親会で、「もっと難しくて揺さぶられるのがいい!」とのコメントをいただいたのです。さすが教育関係に興味のある方が多いWS!ビジネス系のが最適解が望まれるWSとはちょっと違うんですね。

そこで、フリートークの内容をテキスト化したものを配布し、「みなさんそれぞれが会話を図化するための目的を考え、それぞれの図のパターンを開発してください」とお願いしました。そうすると、発話者の積極性や性格を判断する図のパターンや、会話の展開を理解する図のパターンなど大変興味深い図のパターンができあがりました。

なお、ワークの内容については東京大学の安斎先生、そして以前dialogue to diagramの大阪大学で開催したときにお招きいただいた大阪大学の博士課程の 立山 侑佐さんにご助言、ワークのご支援をいただきました。ありがとうございました。