大学オンライン化日記 4月編
新型コロナウィルス 感染症の問題から、多くの大学がキャンパス内入校禁止し、春学期の授業をオンラインで実施することになった。本務先の東海大学もそのような決断を下した。幸か不幸か私は自分の所属するデザイン学課程の教務委員で、授業の運用を大学と教員の間に立ってマネジメントする役割だ。4月2日に通達され、4 […]
富田誠 研究室 / 東海大学
新型コロナウィルス 感染症の問題から、多くの大学がキャンパス内入校禁止し、春学期の授業をオンラインで実施することになった。本務先の東海大学もそのような決断を下した。幸か不幸か私は自分の所属するデザイン学課程の教務委員で、授業の運用を大学と教員の間に立ってマネジメントする役割だ。4月2日に通達され、4 […]
[ 写真:卒業式の日、自宅前の桜 ] 毎年、卒業式挨拶のための原稿を書いているのだけど(アドリブで話せないから)、今年は式典もなくなってしまい、落ち着かない卒業式になってしまったので、ここで原稿を公開しておこうと思う。この原稿は、東海大学の教養学部芸術学科デザイン学課程の皆さんとゼミの学生のために書 […]
NHKさんより、行政が発信する新型コロナに関するウェブサイトについて取材を受けました。(15秒程度のコメントでしたが) そのことをきっかけに、ちょっとした文章としてまとめてみました。 今、日本だけでなく世界中の行政機関が、新型コロナウイルス感染症に関するWEBページやサイトを開設し、感染症や経済対策 […]
この原稿はVivivit社主催で行われたイベント「BIBLIO.vol2 クリエイティブ教育プレゼン」で講演させていただいた「デザインの実践がもたらす全体性の察知」の内容を一部修正したものです。 創造力と想像力 松岡 由幸さん(慶應義塾大学)が、Designシンポジウム2019 *1 でこのような話 […]
9/23(月曜祝日)にXデザインフォーラムがあります。常葉大学の安武 伸朗 (Nobuo Yasutake)さん、札幌市立大学の福田 大年 (Hirotoshi Fukuda)さんらと視覚的な会議について一日中、掘り下げます。 この御三方は僕が研究をしている領域、つまり視覚的な表現を通じて、人々 […]
私は理系研究者などの高度な専門性を持った人たちが、領域を超えて研究を進めるための対話の方法について研究しています。具体的には、領域横断的な研究を進めるための視覚的対話のワークショップのプログラムを開発しています。このプログラムは、研究者自らが複雑な研究を図解し、図解されたものを用いて対話し、動かし合 […]
image:清水さん瀧さんらと研究会の時に描いたスケッチ 2019年3月29日 デザインを振り返り、見直すことで実践の知を生み出すリフレクションにフォーカスを当てた、ワークショップとトークセッションを東海大で開催します。本イベントは東海大学教養学部芸術学科で夏季集中講義として開講している「プレゼンテ […]
Oodi library Photo by Jaakko Kemppainen on Unsplash 2019年度春学期 富田ゼミナール 最終特別講義として、川地 真史(Kawachi Masafumi)さんをお招きして、「CoDesignのこれまでとこれから」という […]
2019年春のデザイン学会で私が印象的だったのは、社会の中で実践されるデザイン(Designing)の語り方が、これまで以上に多く議論されていたことだった。 口頭発表のテーマセッションでは、情報デザイン研究部会の「現場の知識・経験に基づくデザイン」があった他、原田泰さんらによる「語らうデザイン~社会 […]
2019年5月7日にXデザインフォーラムにてワークショップを開催しました。Xデザインフォーラムはこれまで話したことのない・やったことのない実験的なことをしないとだめ、と聞いて、専修大学の上平崇仁先生と安武伸朗先生と新しいワークを企画しました。参加や意見表出を促すデザインゲームは、古くからありながらも […]
デザイン経営宣言をきっかけに、「デザインとはにか」「デザインは経営に何をもたらすのか」が再び熱く議論されている。これからデザインはどう再解釈され、社会に実装されていくのだろう。 さて、このデザイン思考やデザイン経営という言葉は、コンサルタントやデザイナーから経営者に向けて語られることで社会に普及して […]
先日、資生堂ギャラリーで資生堂初代社長の福原信三のデザインの実践や、残した言葉からこれからのデザインのあり方語るトークセションが開催された。登壇者は、資生堂の信藤洋二さんとモバイルクルーズの安西洋之さんと僕だった。 このエントリーでは、そこでお話した内容や、資生堂さんとのあるプロジェクトの支援を通じ […]
デザインの研究を考えるその1 /「創る」ことと「語る」ことを往復する探究的なデザイン の続き 「あなたの作品の意図をXX字で説明してください」創る人を最も悩ますのがこの指示だ。頭の中にはキーワードらしきものが浮かんでいる。キーボードを叩いて、なんとかそれを文字にする。しかし文章にはならない。行き場の […]
デザインの研究の難しさの1つは、自分がおこなったデザインによって、どのように人々や社会の関係性が変わったのか、その全体を記述することだろう。 このような問題について、函館未来大の原田泰さんや横溝賢さんらが中心になりデザイン学会で議論を深めている。 例えば、こんな研究会を開催している。「デザイン研究の […]
デザイン系の学生はポートフォリオと呼ばれる自分の活動や作品をまとめた作品集を作って、それを見せながら就職活動をすることが多い。僕はこのポートフォリオの作り方を学び発表する夏季集中授業「プレゼンテーション・ポートフォリオ」を担当している。 もう5年くらい担当しているのだけど、徐々にこの授業の捉え方や授 […]
最近、僕のツイッターがヨガ投稿おじさん化していて、ご存知の方も多いかもしれないけど、近頃、ヨガに没頭している。 実はヨガには長年抵抗感があった。ヨガにはどうも女性的なイメージがあって男性はレッスンを受けてはいけないイメージがあったし、座禅と呼吸法は心得ていたつもりだったので、正直に言うとヨガはただの […]
ワークショップデザインを専門とするミミクリ&東京大学の安斎勇樹先生らと「視覚的対話 Visual-logue」をテーマとしたWSを開催します。人々が協力し合うための視覚的なコミュニケーションの手法を学び実践します。7月15日(日)に東京大学の本郷キャンパスにて。 イベントページ https://pe […]
[Eye-cath Image : 植田育代 2018] 日本デザイン学会が大阪で開催された。ちょっと遅くなってしまったけど、共著の方の発表があるのでそれらを中心に振り返ってみようと思う。 まず、今年卒業した植田育代さんが卒業研究をまとめ直してポスター発表した。タイトルは「等角投影図を用いた理工系の […]
東海大学教養学部芸術学科 デザイン学課程の卒業研究指導のために作った資料を公開しています。なお、あくまで富田ゼミの学生を対象としたものなので、芸術やデザインの学生全員がこのように研究すべき、と思っていません。また、指導の方法もまだまだ模索中です。デザイナーや研究者の方、改善点があればコメントをいただ […]
ソーシャルクリエイティブ・イニシアチブ 「社会をクリエイティブにデザインする」のライトニングトークにご招待をいただいた。しかし、情けないことに、大学の100分の授業になれてしまって、その1/20の時間で正しくお伝えできる自信がない。なので、“ライトニングエッセイ”(ただの長文ブログエントリーだけども […]