2023年度の卒研指導と平塚市美術館の卒業研究展

今年度も卒業研究の審査会が終わりました。学生の制作・研究は様々な方に支えられています。ありがとうございました。担当学生の卒研は以下のとおりです。

求められずにはじめる造形活動—関内地域におけるデザインギバーの実践録—

お店に入って頼まれてもいないのに絵を描き店主にギブすると?商品と引き換えに対価を支払う「客」を超え、相互的な関係を構築し、新たな自分の居場所を作り出す「デザインギバー」を提案し実践した。/渡辺さん

インタビューを通じて見た祖母たちの生きがいーデイサービスにおけるつらさの受け入れー

祖母が生きがいだと述べるデイサービス。丁寧なインタビューと観察を通じて利用者たちの辛さの受け止めにデイサービスの”サービス”があることに気が付いた。/ 森さん

「私の相談」の当事者研究

日頃からあらゆる人に相談する学生が、相談する私について自分自身の研究(=当事者研究)をした。自分自身が占い師や子供、AIなどに相談し、その様子を丁寧に記録し紙面化した。人生に巻き込み、巻き込まれる。相談に協働の本質を見た /岡本さん

「コロナ禍を過ごした私」の記憶コラージュ

コロナ禍と同時に始まった大学4年間で手にした膨大なモノやデータをかき集め、時系列に並べて、120の活動ごとにコラージュとして表現。表現を通じたリフレクションの方法を提示した。 / 二川さん

本作品は手銭正道奨励賞(最優秀賞)を受賞しました。

物に残された痕跡をテーマとした写真作品—過去に思いを馳せる楽しみ—

街の中に見かける傷ついたものや壊れかけのもの=痕跡のあるものを撮影し作品化。体験日記を通じて、痕跡のあるものに惹き込まれる理由を、そこに「ありえた過去」を想起させるものだと気がついた /小浪さん

人生選択をテーマとした仕掛け絵本の制作

人それぞれの人生の選択。もしあの道を選んでいたら?を仕掛け絵本で表現。日本に来て日本の大学で学ぶという大きな選択をした 留学生らしいテーマで制作した。/ 宮さん

私と友達の苦手挑戦録

苦手の克服に挑むことを創造的行為として捉え、自分や友達がどう苦手に挑んだのか記した。例えば、納豆が食べられない筆者(留学生)は食べようと工夫する過程の中で新しい料理を生み出していく。/ 潘さん

平塚市美術館の卒業研究展

美術学課程・デザイン学課程
卒業研究発表展
Art and Design Exhibition

期間 | 2024年1/17(水) 〜1/21(日)
時間 | 9:30から16:50 ※1/21は14:00まで
場所 | 平塚市美術館 市民アートギャラリー

音楽学課程
ミュージアム・コンサート
Museum Concert

期間 | 2024年1月21日(日) ※1日のみ
時間 | 12:30開演(12:00開場)
場所 | 平塚市美術館 ミュージアムホール 
第一部 音楽展示 (12:30開始)
第二部 コンサート (14:00開始)

開催場所:平塚市美術館
〒254-0073神奈川県平塚市西八幡1-3-3