Design Reflection Workshop and Talk session「感想以上研究未満」

image:清水さん瀧さんらと研究会の時に描いたスケッチ 2019年3月29日

デザインを振り返り、見直すことで実践の知を生み出すリフレクションにフォーカスを当てた、ワークショップとトークセッションを東海大で開催します。
本イベントは東海大学教養学部芸術学科で夏季集中講義として開講している「プレゼンテーション・ポートフォリオ」という授業の公開講座です。本授業は、ポートフォリオと呼ばれる作品集的な自己紹介資料を作るキャリア形成に位置付けられる授業ですが、就業を目的とした自己の「プロモーション」よりも、自らを省みて新たな一歩を模索する「リフレクション」を主体とした授業への転換を目指しています。(2018年度の授業の様子:ポートフォリオ作りから見つける、自分の創造のクセ、流儀、哲学、やりたいこと、やりたくないこと

イベントのテーマは「感想以上研究未満」。自分のデザインの実践の「感想」を起点にして、他者に伝達可能な知として深める過程を「感想以上研究未満」と名付け、その方法を模索します。このテーマは2019年の3月に瀧 知惠美さん清水淳子さんらと小さな勉強会を開催した時に、浮かび上がったテーマでした。確か清水さんが書いてくださったものだと思うのですが、アイキャッチ画像のラフスケッチには、1.自分でわかる 2.第三者が見てもわかる 3.知恵を組み合わせるとあります。暗黙知的なデザインの知を、段階的に昇華させるための方法を導き出す必要があると考えたのです。

イベント当日のワークショップでは、組織内におけるチームづくりのためのリフレクションを実践・研究をしている瀧 知惠美氏をお招きし、学生に対してワークショップを実施していただきます。

また、トークセッションでは富田がモデレーターとなり、前述した瀧氏に加えてグラフィックレコーディング実践者でありながら、その実践を研究として言語化・視覚化をされている清水淳子氏、青山学院大学および株式会社ミミクリでリフレクションについて実践・研究をしている竹田 琢氏をお招きし、議論を深めます。

|ゲスト|

  1. Part1 Workshopファシリテーター
    瀧 知惠美 / Yahoo! JAPAN  UXデザイナー
  2. Part2 Talk Sessionパネリスト
    清水淳子 / 多摩美術大学情報デザイン学科 専任講師
    瀧 知惠美 / Yahoo! JAPAN  UXデザイナー
    竹田 琢 / 青山学院大学・株式会社ミミクリデザイン

|場所|

東海大学湘南キャンパス
〒259-1292 神奈川県 平塚市北金目 4-1-1
13号館1階デザイン学実習室2

|進行|

11:00 デザイン・リフレクション・ワークショップ
履修学生の参加可能でそれ以外の方は見学になります(昼食休憩あり)
15:00 休憩
15:30 トークセッション富田 誠, 清水 淳子, 瀧 知惠美, 竹田 啄
17:00 終了

|参加人数と申し込み|

15人まで。非公開Facebookイベントページにてお申し込みいただけます。お問い合わせください。

|当日の様子|

瀧さんのプレゼンテーション
ワークショップの様子
お互いに見合う
竹田さん「人はいかにリフレクションするのか -物語、身体、無意識」
清水さん「なぜ、デザインを研究するのか」

最後のディスカッションでは、総務省より越尾氏にご参加いただきました。個人的にも非常に学びの多いイベントになりました。ご登壇した方々、参加者の多摩美、東海大の学生さんありがとうございました。