大学オンライン化日記 5月編

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5月31日(日)

  • 今日は休みにした。
  • ラーメン屋でラーメンを食べた。武蔵小山の「じらいや」。一口食べたときに旨さが滲みて、まるで傷口をアルコールで消毒したときのような表情になった。考えてみれば飲食店の中で食べたのは3ヶ月ぶりじゃないか…
  • 世界中の人々と同様にこれまで経験したことのない「5月」が終わった….
  • 相変わらずコロナ のニュースはしっかりと見ることができない。本当は見なければいけないと思っているのだけど、心が弱っているせいか、見ていると辛くなる。
  • 1年前の写真やツイッタを見ていた。大きな違いは、写真ライブラリがスクリーンショットばかりになったこと。
  • あの頃の日常は戻るのか、戻らないのか。戻った方がいいのか、戻らない方がいいのか、よくわからない。
1年前の今日「配信モニターで授業するならYoutubeで授業するのと変わらないよね」と授業で言ったことを思い出した。

5月30日(土)

  • 今日はひたすら動画編集していた。最近は効率重視でiMovieにしていたのだけど、2カメラのインタビュー動画の編集は難しいので、久しぶりにAdobe Premiereで編集した。昼から始めて、夢中になってしまい気がつけば朝の4時。
  • これまで動画のBGMは著作権フリーで凌いでいたけど、ロイヤリティーフリーのBGMサービス artlist.ioの有料ライセンスを購入した。
  • MUSICBED、Epidemic Soundと迷っていたが、オンラインイベントや授業でも使えそうなのと、契約形態がシンプルなのでartlist.ioに決定した。でも1年間2万円の一括払いは、かなり痛いな…
  • いろいろな音楽があるが、ありきたり感のある音楽が多いことは否めない..

5月29日(金)

  • 今日は朝9時から19時までの10時間連続のオンライン授業DAYだ。今回はこまめに休憩を入れて行こう。
  • 午前中は清水先生とイラストレーターの授業。アプリケーションの操作の学習は映像で共有しやすいし、レコーディングもできるから問題ないと思っていた。
  • しかし、それなりに問題があった。学生はトラブルが発生したときにチャットに「〇〇できません」とコメントをするのだが、学生の環境が見られないので助言がしにくい。メイン進行の先生とトラブルサポートの先生に分かれ、部屋を移動して個別に対応するのが良さそうな感じだ。
  • 1年生とお昼休みにオンラインランチをした。iPadをキッチンに持ち込んで、ちょっとしたランチ作りも共有した。目的もない、他愛のない会話。なんだか一番ホッとした時間だった。
キッチンからの視点
  • 午後はビジュアルデザイン実習。3年生の写真の課題が集まってきた。テーマは「日常」。最初の課題は、撮影を通して日常の意味を解きほぐし、新しく発見していく。
  • 個人的には河合君のテーマが面白かった。彼のコンセプトは「痕跡」。ハンドクリームに残った指先の後、絞り出した歯磨き粉のチューブ。考えてみれば、私たちが恥ずかしがって見せないようにする「生活感」とは、まさに「生活の痕跡」なのかもしれない。
  • 17:00からは「遠隔富研」。今日はワークショップデザイナーのタキザワケイタさんだ。読売広告社から独立されプレイワークスという会社を立ち上げられた。昔からタキザワさんのことはチェックしていて、何度か大学にも来てくださって授業していただいたこともある。
  • ワークショップといえば対面で付箋を使うのが一般的だが、今はそうすることもできない。タキザワさんは、すでに数多くのオンラインワークショップをチャレンジをされていている。事例をお聞きすると非常に細かなワークの工夫をされている。オンラインでなければできないことを徹底的にやると話されていた。僕もそのあたりの研究がしたいなぁ…
  • 終了してすぐに卒業生が登壇しているZOOMイベントに移動。移動時間ゼロなのがすごい。コメント欄に一般人のふりをしてコメントを書き込んだが、バレてしまったようだ。頑張っていて何よりだ。

5月28日(木)

  • 20人オーバーの会議。司会者の方が話しているときにはなるべく反応を示すようにしている。チャットで書き込んだり、何度も👍を押したり、うなずき微振動もしているつもり。僕自身が大人数のオンライン授業で参加者の反応がなくて辛くなる体験を何度もしているから。
  • 1時間のオンライン会議につき外で5分散歩をするようにしている。これだけでかなり違う。犬の散歩と同じルート。
  • 早稲田大学の非常勤の授業、実際に紙に描くところ上から撮影してみた。手元を撮影できるような機材セットアップをしてみたいな。

5月27(水)

今日は朝9時から18時まで大学広報の撮影だった。撮影と言っても撮影される側ではなくて、撮影する側。6つの課程(コース)の先生のインタビュー撮影とイメージショットの撮影。1人で2カメを使った撮影はなかなか大変だ。

美術の吉村先生がかっこよく撮れたのでここに載せておこう

5月26日(火)

  • ちょっと疲れが溜まっている。仕事がひと段落して昼寝をしたところ、オンライン会議に寝坊してしまった。非常に反省した。
  • 今日のゲストはグラグリッドの和田さん。和田さんが実践されてきた困りごとを抱えた当事者を支援する事例をお聞きした。その後に聞いたのは、和田さん自身が困りごとの当事者になったという話だった。
  • ある学生がこう言った。「コロナの件で学生の自分は困りごとの当事者だと思うが、教員も大学も当事者だし、あらゆる人たちが当事者だとわかってきた」と言った。僕はハッとさせられた。
  • それをヒントに、ディスカッションの問いは「困りごとの当事者とは誰なのか(そして、どこまでが当事者なのか)」になった。デザイナーにとって、困りごとの当事者は「依頼者」であり「クライアント」だ。でも困りごとのアクターとはその「クライアント」だけではない。程度の差こそあれ複数存在し、複雑に絡み合っているはずではないか。そんなことを考えさせられた。

5月25日(月)

  • 疲れてサボってしまったので思い出して書いている。
  • 瀧さんのデザインプレゼンテーション、黙々と自分の作品の制作過程を書き込み、ブレイクアウトルームで対話していく。リフレクションはオンラインの方が落ち着いてできるのかもしれない。自分の部屋だと素直な言葉が出てきそうだ。
  • 今日の遠隔富研には田中章愛さんが来てくれた。今、成果を生み出しているものは2012年に取り組み始めたものだったという。色々な人の知恵を集めたり、会社の仕組みを変えたりしながら粘り強く形にされた過程をお聞きできた。
  • 最後のディスカッションはコロナによって「探究のかたち」はどう変わる?だった。個人の時間が増え、研究の仕方なり、学び方が変わった。田中さんは意外な回答だった。それは「モノとの対話の時間が増えるのでは」だった。なるほど、ニュートンの疎開だってそうだ。震災後に強まった共創の流れが、もしかしたら逆の方向に進むのだろうか?

5月24日(日)

  • アラビアータを作る。オリーブオイルでベーコンと唐辛子を炒めて、トマト缶2つを入れて30分くらい炒めてパスタを混ぜるだけ。お店の味。やっぱりトマトソース系はレトルトより自分で作った方が断然美味しいね。
  • ジャーマン風ポテト。とあるご近所さんからニシユタカという男爵系の品種のじゃがいもをいただいた。ホクホク具合と粘り気、根菜の香りと甘味の調和が取れている。ウィンナーは実家から送ってもらった北海道のエーデルワイスファームのウィンナー。1本のウィンナーに市販の3本分くらいのコクが詰まっている。ローズマリーとスイス人からもらった謎のスパイスを混ぜて食べた。食材を分け合い、調理して食べる。なんという幸せなのでしょう。
  • 美味しい料理を素敵なレストランで食べることは幸せなことだが、もっと幸せなのは、そんな美味しい料理を自分で作れるようになることだ。
  • ちょっと記憶が確かではないのだけど、フランス革命以前、貴族のために作られていたフランス料理は、革命以降、貴族の不在により市民に提供され、さらに「レシピ」によってフランス料理は世界に普及していったという。今レストランが苦境に立たされているので応援したいが行くことが難しい。オンライン料理教室などがあれば利用してみたい。
  • 夜、門外不出モラトリアムというオンライン劇団のライブを見た。舞台は、フルリモートで入学することになった学生達の4年間の話。遠隔だろうが、オンライン授業形態がどうであれ、人は悩みがなら協力し、ときに恋愛する生き物なのだと考えさせられた。
  • 実験的な映像や純粋な姿勢が滲み出る「劇団感」、壮大で普遍性のあるテーマが織りなす「映画」感、コメント欄の流れるようなツッコミが生み出す「Youtube感」が入り混じる、とてつもない作品であった。また再放映に期待。

5月23日(土)

  • 午前中、パートナーでもあるミミクリさんのYoutube配信があった。ミミクリ 代表の安斎 勇樹さんと立教大学の舘野 泰一さんの「オンラインシフトで変わる組織と学びの場づくり」
  • ラジオみたいにイヤホンで聞くこともできるし、気になった時にチャットで聞ける。この感じが一番心地が良いな。映像の中で何度か「アカデミックYoutuber」という言葉が出てドキッとする。いや、僕だってアカデミックミック(限定公開)Youtuberだし大丈夫。
  • 午後、仕事をしようとするけどタイピングしすぎで腕の関節が痛い。ベッドに飛び込み横になった。3時間寝てしまった。こういう土曜日もあっていい。そう、あっていい。
  • 夜には、僕もパートナーをやらせていただいている、BIOTOPEの佐宗 邦威さん、大阪大学の安田 洋祐さんによる『新常態の経済学を考える』公開企画会議のライブ。横で妻が映画を見ている。僕は右のイヤホンをライブ動画に、左の耳で映画を見ている。聖徳太子まであと少し。

5月22日(金)

  • 9時からの授業に間に合うためには、朝7時に起きる必要がある。「通勤の大変さ」は確かにあるが、そこまで辛くはない。
  • 9:00からの授業。ほぼ全員参加。僕の授業においては、対面授業もオンラインも出席率は変わらない気がする。
  • 映像への出演は、ハイテンションでチャレンジしてみた。Youtuberってこんな感じなんだろな。
  • 今日、授業の最後にオンラインランチをやってみた。「デザイン実習室」というチャンネルを8つ作って、5人くらいに分けて入室してもらった。そう、初めての少人数の会話の時間である…!みているこっちもドキドキする。
  • とあるチームは映像もオフで音声もオフで、どうしようかと思ったけどオンにしてみたら明るく話し始めた。
  • 13:30-17:00 ビジュアルデザイン実習。2年生は3時限目に講義。渡辺先生の「日常」に関する捉え方はとても面白かった。
  • 17:00-18:00 オンラインゲストトークに卒業生の吉永さんが参加してくれた。もう2歳の子供のいる母親である。先輩でもあり母でもあるという点で、学生は教員やこれまでのゲストの方とちょっと違った見方で
  • 18:00-19:00 卒研指導の会。ビデオに撮ってTemasに共有した。
  • 連続10時間のオンライン授業を終えて退出ボタンをクリックしたとき、ゴールテープを切って倒れるマラソンランナーのように、僕は床に崩れ落ち、誰もいない校舎に「ぶわぁー!」という悲鳴のような歓声が響いた。 (これを毎週やるのは無理かもしれない…)
  • この形容し難い疲労感は、初めての社会人向け授業やワークショップをやらせていただいた時に似ている。 多分、自分の言動に対する参加者のフィードバックを的確に察知(あるいは推測)できず、認知的負荷が高まって思考が暴走し疲労してる感じに近いのかもしれない。 慣れで変わるものなのだろうか..

5月21日(木)

  • 天気が悪い。10:00からとある会議(20名程度の出席)が始まった。なんだかみんな暗いように見える。オンライン会議における「明るさ」はどうやって決まっていくのだろう
  • 夕方、早稲田大学の授業。今日も頻繁に話してくれるゲスト2名を決めて、その人をゲスト登壇者?として参加してもらい進行した。このスタイル、ちょっと定番化してきたかもしれない。
  • やはり妻がずっと隣で授業をしていると仕事をしにくいという。自然と耳に入ってしまうらしい。確かに、あまり発言しない会議に参加するのなら発言数も少ないが、授業となると基本的に話し続けることになる。しかも誰かに伝えようと話すのを全く無視するのは動物的に無理なのかもしれない。明日は大学に行くとしよう

5月20日(水)

  • 11:00から 新入生向けのゼミナールで研究室紹介。最近、常にビデオをオンにしていい学生を2名程度決めて、3人くらいで授業を進行している。全員ビデオをオンにするのは負担が大きく感じる学生も多いと思うので…
  • 12:00-19:00まで課程会議、学部教授会、学科教授会、広報委員会が連続。さすがにヘトヘト。でも司会役の学科長や学部長はもっと大変だと思う。
  • 食事して事務連絡して授業連絡して今2:00。もう疲れたよ…

5月19日(火)

  • 今日は「遠隔富研」に富士通デザインの小針さんがきてくれた。小針さんはエンジニア→人事→デザインとうつられた方なのだけど、この三つはこれからのデザインが向き合うべき重要な3領域だと再認識した。
  • 小針さんが「コロナで人が変わってしまったので、ユーザーリサーチをやり直さなければいけない」とおっしゃった。この言葉が印象的だった。
  • 最後にディスカッションしたのは、「コロナによってユーザーはどのように変わり、サービスはどう変わるか」例えば花屋さん。人は家に花を飾るようになった。そうすると花屋は、ギフトとしての花よりも、生活に添える花を売るようになるのではないか。そんな話をした。
  • 先日の取材がテレビで放映された。オンライン授業の課題が報じると聞いていたが、少しショックを受けた。200分の授業の中で10秒映像が止まってしまった瞬間が報じられ、翌日開催した2時間の教員向けWSはカット…僕はうまくやっていると思っていたのだが…とはいえ、これも僕の実力であり遠隔授業の課題と受け止めようと思う。
  • テレビの宿命とはいえ、授業や教員向けワークショップに参加してくださったけど、映らなかった先生方に申し訳なく思う。
  • ウェブの記事ではWSの様子を書いてくださいました。ありがとうございます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200519/k10012436611000.html
  • 和田さんがこんなツイッタをしてくれた。ありがとうございます😭

5月18日(月)

  • 瀧さんのデザインプレゼンテーション。しっかりと設計されていて、作業内容も明確なのでちょっと難しいかな?と思うような作業も黙々と進む。
  • ほとんどmiroを使ってワークを進めるんだけど、みんなのマウスポインタの動きを見て、どこに関心があるのか、うまく作業できていないのかがわかった。ある学生がマウスがフラフラしていたので「どうしました?」と聞いたところ「書き込むところがわからない」と言っていた。
  • マウスポインタは対面のコミュニケーションにおける注視とか指さしに近いのかもしれない。早くこの辺りの研究がしたいな。
  • 終了後、遠隔富研。https://tomita.me/tomiken2020/#2
  • オンラインでどうやって他者と働くのかがテーマだったように思う。クライアントとどうやってコミュニケーションすれば良いのか。そして組織内でどうやって協力しあったり、組織への帰属意識を持っていくのか。これは大きな問題になりそうだ。
  • そんなテーマで話したことが関係しているかわからないけど、夕方からオンライン飲み会が開催されていた。僕もほんの少し参加した。するめを食べている学生がいたのだが、お母さんらしき人から「部屋臭い」との声が聞こえた。
  • Teamsがやっと9人表示になった!映像も安定している。1ヶ月以上心待ちにしていた機能だ。相変わらず、ビジネスソフトって感じだが、ハックしがいがある。絵文字を入れれば少し居心地が良くなる?

5月17日(日)

  • ほとんど仕事をしなかった。とにかく休んだ。日記も書くこともしなかった。だから思い出して書いている。
  • 家の近くに住んでいて翌日に遠隔富研に出演予定の小針さんから「ジャガイモいりますか?」と連絡があった。都会じゃ聞かない粋なメッセージだ。僕はジャガイモ好きなので即答して取りに伺った。僕は家の近くの好きなケーキ屋でシュークリームを買ってお渡しした。小針さんへの御礼の気持ちと、この店を応援したい気持ちからだ。小針さんからいただいたジャガイモはある方からの御礼で食べきれないほど、もらったものらしい。御礼の気持ちが循環している。これを「グルグル御礼」とでも呼ぼう。
  • 遠隔化が決まった4月からこれに没頭してきたので、政治ニュースもコロナのニュースも深く追っていない。
  • 遠隔で仕事している人の日曜日のメールが減った気がする。やっぱり週に一度休息の日は必要だ。
  • 近くのレストランのテイクアウトを頼んだ。応援はしたいけど、ちょっと残念だった。

5月16日(土)

5月11日からオンライン授業が始まって1週間経ったタイミングで、大学内の様々な学部・センターの先生と緩やかな勉強会(ワークショップ)を開催することとなった。

小さく募集をしはじめたのだが、どんどん人がふえ、最終的には学部長や学長も参加されることになった。緊張感が高まる。

ワークショップの設計は、今年からデザインリフレクションをテーマとした授業を担当してくださっている非常勤講師の瀧智恵美さんに相談して決まった。瀧さんがよく使われる三つの問い「苦労したことは?」「難しかったことは?」「今後に向けての期待と不安は?」これがシンプルでとてもいい。

途中でブレイクアウトルームで3つのグループで話し合う。学部やセンターを超えて「最近どう?」と立ち話しをする時間が減ってしまったせいか、とても活発に話し合われている。

最後は今後のアクションについてmiroに一人一人が書き、学長のメッセージをいただいて終了した。

そして、昨日に続き今日も取材に来てくださった。おそらく使われるのは数十秒なんだろうけど、終了まで3時間近く全て聞いていた。一体どこが使われるんだろう。普段テレビで見ている報道番組も、膨大な時間を使って取材しているんだろな。

K記者のインタビューも執念深い。「オンライン授業には、どこに課題があるんですか?」「芸術やデザインはオンラインでできるんですか?」「感性はどう学ぶのですか」と課題を何度も聞いてくる。

しかし、僕はうまく答えられない。おそらく、問題を感じてはいても、自分が当事者なのでその問題の本質が言語化できなかったんだと思う。でも、執念深く聞かれることで、少しずつ分かってきた。インタビューにはうまく答えられたなかったけど、思考の整理として書き残しておこうと思う。

おそらく、現段階で顕在化している問題は大きく分けて2つくらいあるだろう。一つ目は、パソコンやネットワーク環境となどの技術的な問題。2つ目はオンラインサービスの選定や成績評価などの学習管理などの問題。教員も学生もそこに苦労していることはわかっている。

でも、この手の問題は教員と学生が慣れることでひと段落するだろう。そして、これから問題になることは、学びの本質的な部分になると思う。特に、芸術デザインのような身体的で感性的、実践的で経験的な学び。果たして、どこまでオンライン化できるのか(あるいはできないのか)。それは、これまで対面での学習において、無意識に実現できていた「学ばせ方」を発見していくことでもある。

まず、学びの種類を、1.知識の学び、2.技術の学び、3.実践の学びと分けてみよう。1.知識の学びは比較的オンラインで学びやすいかもしれない。例えば講義系と言われる授業は、多くがオンデマンド型コンテンツとなった。今後はその質が高まっていくだろう。

また、2.技術の学びは、一見オンライン化が難しそうだが、カメラワークや音声の質が低くなければ、オンラインは向いているはずだ。操作方法などはビデオにした方が、学生はあとで見直すことができる。例えば、担当しているコンピューターデザインという授業では、オンライン化が始まる前から学生が僕がデモをしている様子撮影し、グループラインに投稿をしていた。
ただし、技術を学んでいる過程を教員は確認しにくい。教室であればちょっとした仕草で学生の躓きに気がついたり、関心の無さに気がつくので声をかけたり自分の教え方を調整することができる。また学生間でも教えあったり、先にできている人に教えてもらうことができる。まだ履修者がビデオをオンにし続けて技術の習得過程を見せることは難しい。

3.実践の学びとなると途端に難しくなる。この実践の学びとは、ここでは、自らテーマを決め、自分の方法で何かを作り上げ、その実践から学びとることを意味している。その難しさを三つあげてみようと思う。

一つ目が、対象の理解や捉え直しである。いうまでもなく、何かを創作する時、題材(モチーフ)、主題(テーマ)となる「対象」がある。しかし今、インターネットを介してでしか、その対象を理解できない。例えば、ある男性の肖像画をZOOMでインタービューしながら描くとしよう。上着はスーツでも、もしかしたら下半身が赤フンドシかもしれない。その対象を深く知り、他の人と見方を変えて見ることが難しい。今、インターネット上でバズる作品は、世界中どれも似たり寄ったりではないだろうか。それは、現実世界をみることができないからかもしれない。

二つ目は他者と協力して達成すること。具体的には協働のデザイン(CoDesign)やサービスデザインなどの領域で、多様な人々が協力しながら作り上げる方法だ。このような領域では盛んにワークショップが用いられる。ちなみに、僕の研究は専門家同士が視覚表現を用いて対話するための方法なのだが、それは主にワークショップによって行われる。結果、コロナの件で研究がストップしてしまったのだ。

三つ目は、総合芸術にすること。芸術デザインとは、文字だけ、絵だけ、写真だけでは成立しない。形があり、そこには質感があり、空間がある。時には音があり匂いがある。つまり、総合芸術だ。これをデータで提出することはとても難しい。

このように、芸術デザインの学びの難しさとは、知識や技術の先にあるはずだ。この機会にオンラインではできないことをよく理解し、これからの教育と研究に生かしたいと思う。

5月15日(金)

9:00〜12:00 は非常勤講師の清水麻美子先生と担当している「コンピューターデザイン」という1年生対象の授業。ほぼ全員遅れずに参加。もうみんなTeamsの授業に慣れたようだ。話すときにサッとマイクをオンにして映像も出して、終わったらサッと切る。

そういえば、まだ1年生はプライベートでオンラインで会うことはないらしい。来週、少し早めに授業を終えてオンラインランチでもしてみよう!と誘ってみた。来るだろうか…

今年の課題は70daysdesign。自分でインスタグラムのアカウントを作って、みんなで考えた課題を1日1つ制作しアップロードする。今週は、まだイラストレーターが使えない人が多いので、写真で表現できる課題にしよう。ピンクの服を着た学生が「例えばピンクとか?」と提案した。即決定。今週は「白, 赤, 橙, 黄, 緑, 青, 黒」の7課題だ。

試しに「白」をテーマに、10分間で家の中にある「白」を見つけて写真を撮って投稿する。富田も投稿してみた。ティッシュをくしゃくしゃにしてみた。

Visual design Course

13:30からはビジュアルデザインの授業の第一回目。6名の非常勤講師の先生に50名近い学生がオンラインで学ぶ。今日は、とある報道機関の方が取材に来られた。緊張した。なんと授業開始から終了まで4時間近くずっと参加されていた。そして同時間には学生の自宅にも撮影クルーが行っていた。

ところで、2年生の課題は「日常」だ。相互に希求し合う日常と非日常。これらは、芸術やデザインと深い関係性を持っているのではないだろうか。例えば非日常への欲求として映画や演劇があり、日常の充実のために家具やら電化製品がある。もしかしたら、日常から非日常に、非日常から日常へと変換されるところに芸術やデザインが深く関与しているのではないだろうか。そして今、この非常事態の中で、日常の意味を考え作品を作ることができないだろうか。

Photo workshop

写真が専門の渡辺先生によるワークショップ。15分間で、家の中にある「光」を撮る。終わったらオンラインのKeynoteに貼り付けてタイトルをつける。Keynoteは100人まで同時編集できるので便利だ。

ブラインドが生み出す鱗のような光を見つける(西川さん)100円ショップ?のビニールに美を見出した(山田愛弓さん)心地よい風邪をしっかりと捉えた(鈴木良奈さん)、カーテンの間を下から覗いた(菅原志保さん)

ギリギリの暗さで光の存在を際立たせた太田原さん、クローゼットの中に入ってみた?花田紗綺さん

このように、「美しい光景」は有名な撮影スポットに行かずとも、モデルのような美男美女に会わずとも、家の中の「日常」にも発見できるはずだ。

Illustration Workshop

続いて、大学に来て実際に描き方をレクチャーしてくださった柏崎義明先生のターン。身の回りのものを描くワークショップ。形の正確さではなく対象をよくみて描くことに集中する。そうすると考現学の今和次郎のようなイラストが出来上がる。

冷蔵庫にあるかんずりの存在感を感じる(岸本結衣さん)、非常事態の中で存在感が増すFitsのラブリー感(山田愛弓さん)、カフェオーレの円錐感(石川千夏さん)

日常の身の回りにあるものを、スケッチのモチーフにすることで、描きその対象の特徴をわかっていく。不思議なかたち、不思議な模様、不思議な言葉に気がついていく。

開始時に色々ドタバタしてしまったが、スムーズに終えることができた。あとは、ツールに慣れれば自然にできるはず。学生の皆さん、先生の皆さん、そして取材に来てくださった方々、ありがとうございました。

5月14日(木)

  • 大学の研究室に行って教室を配信にふさわしい場所に変えた。学生がお客さんが来て話すためにあったミーティングスペースも今となっては意味がない。
  • 机も部屋から出して、配信にふさわしい場所にした。
  • 注文したATEM Mini Proがいまだに届かないのでレンタルをした。これは素晴らしい機材だ。
  • 配信の時のパソコンの負荷を考えて配信用と操作用の2台体制にすることにした。

5月13日(水)

  • 11:00 入門ゼミという初年次向けのゼミナールに担当日ではないが同席。オンラインなので、参観なりサポートで授業に同席しやすい。
  • 同じ時間に大学の広報会議がある。試しに、画面を二つ並べて、左側のイヤホンに授業、右側のイヤホンに会議の音声を入れてみた。どうせいけるだろうと思ったら全くわからなかった。聖徳太子はすごい。
  • 午後、妻もオンライン会議がある。いつも妻は同じ敷地内の両親の家に行ってもらっているのだが、そこもオンライン会議があり使えないという。
  • そこで、僕はスペースマーケットで近くの会議室を借りた。2時間で千円だ。
  • 配信機材を自転車のカゴに入れてチャリで会議室に向かった。
  • みんなが作れるポンチ絵プロジェクトの新型コロナ対策関連特集に関して 東海大学新聞の取材を受けた。学生の小松崎さんと。このプロジェクトを引っ張ってって欲しいな。
  • 夕方、ビジュアルデザインコースの先生と打ち合わせ、やっとテーマが決まった。悩みに悩んで1ヶ月以上話し合った。
普通のオフィスの会議室!ありがたい

5月12日(火)

  • 9:00からデザイン概論という授業。今日は他の先生のサポートで入った。先生が話している声の裏でカラスの声がなった。時々オンラインで授業や会議をしていると救急車の音や夕方の子供帰ろう音楽?が聞こえる。これがとても好きだ。
  • 11:00とある報道機関からオンライン授業に関する取材の打診があり、その対応を進めた。どうやらこのブログを見てくださったらしい… ちょっと大変な状況だけど、ここまでやってきたから力を振り絞りたい。
  • なぜかこんな時にある教育団体のサイトのCMSがダウンしたのでどうしたら良いかと連絡が届いた。緊急時の告知サイトに切り替え、CMSをデバッグモードに切り替えて問題探し。これは大変かも…
  • 今年のラボの活動がついに始まった。第一回目は堀江さん。老舗の印刷会社の重役を勤めながら、超小ロットの印刷やデジタルクラフトにチャレンジしている。久しぶりにこういった話ができて、本当に面白かった。https://tomita.me/tomiken2020/
    今日は朝8時から現在1時まで仕事しているので、食事の時間を抜いて15時間仕事。ちょっと危ない。

5月11日(月)

  • 今日はオンライン授業の開始日だった。しかし、朝早い時間に、学生から授業支援のシステムにアクセスできないと連絡があった。お昼頃までアクセスができなかったようだ。学生のみなさんには大変残念な思いをさせてしまったと申し訳ない気持ちだ。とにかく夢中になってここまで準備してきたので、とても悲しくなった。
  • 一番不安を感じているであろう1年生のグループラインに「私が確認できたことは…」と自分の知っている情報を共有した学生がいた。そうすると雪崩のように、それぞれが知っていることを共有し始めた。誰かが「ここわからない」と言うと、知っている人が「こうやるよ」とスクリーン録画の動画を貼り付ける。物凄い投稿数でラインが埋まった。まだ顔を合わせていない学生同士が協同する瞬間をみて、感謝の気持ちでいっぱいになった。
  • 午後から担当していた自学科の授業や担当していた授業はTeamsで予め授業グループを作っていたので、ほぼ全員が参加し、全く問題なく始めることができた。
  • そして、今年から念願の瀧さんとのデザインリフレクションの授業がスタートした。瀧さんとは多摩美の清水さんとDesign Reflection Workshop and Talk session「感想以上研究未満」と言うイベントを昨年の夏にやらせていただいた。
  • 瀧さんの落ち着いた、でも芯のあるファシリテーションで授業が進行する。ミミクリ さんでもオンラインWSのファシリテーションはよくやられているようなので進行もスムーズ。次回課題の提示もしっかり。
  • 学生はリフレクションの意味や、デザインとリフレクションの深い関係を理解してくれるだろうか。おそらく、 すぐにはその意味が伝わらないだろう。もしかしたら卒業するまで気がつかないかもしれない。でも、そういったことこそ必要だと思う大学って。

5月10日 (日)

  • ついに明日が春学期授業の開始日だ。どうやら授業支援システムがダウンしているみたい。教員から悲鳴が聞こえる。明日から始まる学部ごとのアクセスの時間帯を割り当てで、負荷は軽減されるのだろうか…
  • やはりTeamsにプラットフォームを移しておいてよかった。でもこれも大丈夫だろうか。バックアップのシステムを用意しておくこと、これは東日本大震災で学んだことだ。自分の環境も色々とバックアップ環境を用意しておこう。
  • ライブ配信の場合は2つのデバイスでログインする
    まずはデバイス。iPadとMacbookを同時にログインさせておく。タイピング用、映像の送受信用、miroなどのオンラインホワイトボード用などで使い分け。クーラーで冷やしていても、ZOOMとmiroを同時に使っただけでもすごいファンが回る。負荷分散が重要。二台とも落ちたら手持ちのスマホでインスタライブでもしようかな..

カメラの高さはEYEレベルに
カメラの高さはとても重要だと思う。レンズが自分の目の位置より下にあると、相手から見ると上から目線になる。逆に自分の高さよりも上にレンズがあると平成時代のプリクラ女子高生になる。相手と対等に見えるためにはカメラと目線の高さを一緒にする。iPadとカメラはManfottoのテーブル三脚で高さを調整し、アルカスイス互換の安いマウントで取り外しをしやすくしている。機能的には問題ない。

1インチコンパクトカメラをWEBカメラに
WEBカメラがどこも売り切れてしまっているので、手持ちのRX100M5のHDMIの出力をコンバーターを使ってUSB-Cでパソコン入力。一眼レフもいいけど、モニターを自分側にチルトできてモニタリングできることが大切だ。コンバーターはMirabox HSV325。電源なしでUSB-C一本でスマート。今はなぜか値段が上がっている…そして、Atem miniは売り切れだ…

3重のバックアップ用ネットワーク回線
メインは3世帯共有のNURO光。常時500mbpsくらいのスピードが出ている。でも、すごーく稀に切れることがある。そんな時はiPadのセルラー版で会議を継続し(docomoの格安回線のiijmio)Macはテザリングで対応しようと思っている。また、サブのシステムとして楽天モバイルにも申し込んだ。初期費用3000円だけで1年間無制限で使えるのはありがたい。それでもダメなら、お醤油切れた時にご近所さんに分けてもらうみたいに、Wifi持っている近くの家にピンポンして頼み込んで使わせてもらおう。これで3重のバックアップ回線だ!

はぁ、やっぱりガジェット系の日記を書くと断然文章量が多くなるなぁ…

5月9日(土)

  • 何か大きな進捗があったかと言えば、特にない。とにかく問い合わせ対応して終わる1日だった。
  • 妻が習字の習い事を始めたようだ。100回くらい「遊」って書いている。作品を作ったり、会社の仕事をやったり、ヨガやったり、結構うまくやっている。

5月8日(金)

  • オンラインゲストトークの日程が確定。すごい!
  • 大学の広報会議。オンラインホワイトボードツールのMURALを使って可視化させながら会話を進める。オンラインビジュアルファシリテーションやっぱり研究したいなぁ。
  • その後、疲れて家の前の道路でボーッとしてた。あらゆる街にいる「ボーッとしているおじいさん」の気持ちがわかった気がする。
  • 午後から博士課程のゼミ。新しく博士課程に入った学生の立派な発表を聞いて、ここ2ヶ月ほど全くと言っていいほど研究的なことをしていない自分が惨めになる。でもいいんだ。向き合うって決めたから。
  • ひたすら問い合わせや告知関連のメールを打ち返す。Macbookの角に手が当たるのと、本体の熱で手が痛い。Apple Magic Keyboard(1万6千円)を買おうと思ってオンラインストアに行って、クレジットカードまで入力してやめた。それを2回繰り返した。今、僕のキーボードにはタオルがかかってる。ダサい。

5月7日(木)

  • 9:00-10:00までオンラインゼミ。超絶激しい体操動画をみんなでやって新学期のオンラインゲストトークセッションの打ち合わせ。まだ卒研のテーマや活動が固まっている学生がいないのが気がかりだ…
  • 大学広報の会議。学内学外の20名くらいが真面目な顔でディスカッションする。こういうの、好きかも。
  • 授業の通信環境について確認のメッセージを履修者全員に送ったら「授業を楽しみにしています!」というメッセージをいくつかいただいた。こういうメッセージを送れる学生は賢い。教員にとって最大のプレッシャーだから。はぁ、どうしよう…
  • オンラインゲストトークの日程調整のためのアンケートを作ってお送りした。2,3時間程度で募集を締め切ったのだけど、オンライン登壇を希望してくれた方、総勢なんと15名… みなさんどこかのセミナーで登壇したら、人が集まりそうな人ばかり…怖いけど楽しみだ。

5月6日(水)

  • 昨晩、上平さんからDiscordの招待をいただいて、少し試すことができた。ゲーマー向けのボイスチャットとして発展したDiscordは開放的で作業時間を共有するのに向いている。企業のオンライン会議ツールとして発展したZOOMやTEAMSは、確実だがどこか閉鎖的だ。これからは、教育のゲームUIだなぁ。
  • でも、全員が引越ししてくれるだろうか。学生に聞いたところ、TEAMSは使いにくいけど、サービスが増えるのは嫌とのこと。意見は二分しそう。
  • そういえば学生の頃、ネットワーク外部性(Network externality)について学んだ。利用者が多くなれば多くなるほどそのサービスの便益性が高まるという至極当たり前の話なんだけど、僕しか投稿してない過疎ったTeamsをみて、その意味を心の奥底から感じている。
  • 非常勤先の早稲田大学の授業準備も進める。今年、早稲田はクセの強い独自の授業支援システム CourseN@viから、グローバルスタンダードのMOODLEに移行していた。初めて全自動洗濯機を買った時のような感動を感じている。
2019年12月キャンパスに置いてあった看板。新しい機能をアピールするより、これまで世話になったものに「ありがとう」って言えるのはいいね。
  • ところで、現在僕は妻の実家に3世帯7人で暮らしている。(玄関は世帯別のマスオさん)部屋は小さくて書斎はない。だから家で授業や会議をすると家族に負担をかけてしまう。そこで、ON AIRランプを買った。「BBCパパ」じゃないけど奥さんが画面入りするトラブルは避けられそう。密林で2000円でした。

5月5日(火)

  • かれこれ3週間悩んでいたゼミの活動。結果的には、コロナウィルスの問題に立ち向かっている方をFBで募集し、応募された方にオンラインゼミで話していただくこととした。以下のような告知文を書いてFacebookにのせた。返事は多くないと思ったら2時間もしないで10名以上の方が応募してくれた。本当にいろんな業種の方から声をかけてくれた。ありがたい…
  • 人数が多すぎるとご案内も雑になってしまうので、早々に締め切り、現在お返事してくれた方で開催することとした。

※もう募集は中止しています
コロナウィルスの問題に立ち向かっている方、
オンランゼミに参加して
学生や私と話をしていただけませんか?
社会はwithコロナ、Afterコロナへと「適応」を進めています。例えば、私のいる大学でも、たった1ヶ月で全ての手続きや授業がオンライン化しました。このような社会変化の中で芸術・デザインはどのように作用していくのでしょう?
 富田研究室(富研)では、多様な当事者、専門家と関わりながらデザインを実践することを大切にしています。一見すると難しく関わることが困難な領域に積極的に関与し、時に主体者となり、時に客体者となりながら、デザインの分野の拡張を目指しています。
 しかし、今、学生たちは「何かをしたい」と思っていても何もすることができない状況です。アルバイトは激減し、学校には行けず、課題ばかり出す教員を画面越しに見つめるだけです。メディア見れば、情報は編集されたものばかり。デザインの対象と深く関わりデザインすることが困難な状況なのです。
 そこで、コロナウィルスへの適応を目指す様々な方々(当事者)を募集し、学生と富田と60分程度の対話する場を作りたいと考えています。なお、対話の最後には「何がデザインできるのか」を話します。私たちには荷が重すぎて、何もできないかもしれません。でも、もしかしたら、学生が何かのデザインを始めるかもしれません。例えば、感染症に対策に関するインフォグラフィックが作れるかもしれません。例えば、オンライン会議におけるグラフィックレコーディングができる?かもしれません。
 こんな雑なお願いではありますが、私たちとお話をしていただけませんか?
・僕のFBの知り合いの方で、withコロナ、Afterコロナ社会への適応を進める様々な業種の方が対象です。
・月曜日17:00~開催する富研のオンラインゼミ(ZOOM)に60分程度1回/1名を予定しています。日程調整は個別にいたします。
・私たちがインタビューしながら話を進めますので、発表資料などはご準備不要です。
・金銭的な謝礼ができません..情報交換や相談の時間としてご理解ください。
・Facebookのお返事orメッセージでお知らせください。よろしくお願いします。

5月4日(月)

  • 朝9時からゼミ。今日はTeamsでチャンネル別の同時ビデオチャットを試してもらい、プチグループワークのような形ができるか試してもらった。
  • 学生が4人で話すグループを2つ作って、そこに僕が移動するスタイルをとった。二つ目のグループに僕が参加したら「親フラ」(親がふらっと放送中の場へ立ち寄ること)みたいだったらしい。笑
  • 実はこのTeamsを使うかどうかもずっと迷っている。(大学の授業支援システムを使うよりはよっぽどマシだけど)専修大学の上平さんはDiscord一択って言うし、グループ内のコミュニティー形成においてTeamsは堅苦しい。
  • 慶應大学の加藤さんはこのように言っている。

オンラインでの開講が決まってから、授業について、あれこれと考えていた。いわゆる遠隔会議用のシステムだと、やはり「なんかちがう」という想いが強くて、結局のところ、授業用のSNSをつくることになった

加藤文俊先生 https://www.facebook.com/fumitoshi.kato.5/posts/3208485929164218
  • Teamsを教育に生かす上で致命的なのは(企業用ツールが故)アウトプットを外に出せないこと。自ら書いてそれを他者に見せることは、研究や教育の肝の部分なのかも。悩ましい。
  • 午後に今年度からデザインプレゼンテーションという授業を一緒に担当する瀧智恵美(ミミクリ )さんとZOOM。デザインのリフレクションとプレゼンテーションをオンラインでやる授業!楽しみ。
  • 夕方、イタリア在住のある方と電話。ポストコロナの社会について考えさせられる。感染症と芸術みたいなテーマの書籍ないかなぁ。

5月3日(日)

  • 今日は電話ミーティングと数本のメールだけ。仕事はおやす”む”。
  • ‪ワイヤレス&自動で調光減光できるPhilips Hue。日が落ちる頃に暖色にしたり、朝に自動で点灯させて身体の調子を整える。機械に頼りっぱなし。‬

5月2日(土)

  • 今日はTeamsと睨めっこしていて、どうすれば講義系の先生が使えるか、どうすれば60人の学生&5名教員が集まる授業で使えるか考えていた。どうやら、先生ごともしくは学生のグループごとにチャンネル作りそこでオンライン通話をすることで、対話的に進められるのではないかと思ってきた。
  • 最終的には、非常勤の先生向けに、また説明用のYoutube動画(限定公開)を作った。これが時間がかかる。
  • そうそう政府が9月の授業開始を検討されているようだ。
  • 今年の9月までは、オンライン学習体験の方法を「実験する期間」にきないのだろうか。学生と教員そして社会が一緒に新しい学び方を作る期間にするとか。
  • 僕は比較的オンラインでなんとかなっているタイプだしそれができる分野だけど、やっぱりうまくいかない人たちがいる。ハンコとか神エクセルを批判する自分の中に、ある種のデジタルマッチョイズムがあることを教務仕事の中で痛感したのだ。

5月1日 (金)

  • 色々な大学の授業支援システムがダウンしている。今日もとある大学の授業支援システムがダウンしていて、(一部の学生ではあると思うが)学生が大喜利をしてTwitterにトレンド入りしたようだ。
  • 本学も同様に授業支援システムが使えなくなることが予想され、学部ごとにアクセスする時間が割り当てられることになった。東日本大震災の時の計画停電の時のようだ。対応策を考えて、先生方に依頼をし直す予定。申し訳ない。
  • 僕が住んでいるとこは品川の密集地で人口が多い。自宅近くのマンション前の公園が閉鎖されていた。でもその横で子供が木に登って遊んでた。子供たちは遊び場の発見のプロだ。写真は撮れなかったけど、その隣には女の子2人が床に座って将棋をしてた。可笑しかった。
  • 制限の中で、遊びを見つけ出すという点においては、学生のTwitter大喜利と通じるところがある。

ふと思い出したのだけど、僕も木登りが好きで隣の空き地の白樺の木に登ってたんだ。よく落ちなかったなぁ…